● 市営図書館:新本2,500冊
先にとりあげた日豪プレス3月号に楽しみなニュースが載っていました。
『
日本語書籍2,500冊が新たに追加
ゴールドコースト市営図書館
ゴールドコースト・シティ・カウンシルは3月22日、ゴールドコースト市営図書館に新しく追加される2,500冊の日本語書籍をサウスポート図書館で一般公開する。
今回追加される書籍には、フィクション・ノンフィクション小説や、料理本、健康やクラフト、趣味の本、子ども向け絵本などが含まれ、公開後はサウスポー ト、ランナウェイ・ベイ、エラノラ、ブロードビーチの4カ所の市営図書館に配本される。もし利用者に好評を得る場合は、今後継続的に日本語書籍数を増やし ていく方針だ。
同市営図書館は、およそ30カ国語の雑誌の閲覧や、800種の国際新聞のオンライン講読ができることで知られ、英語を母国語としない市民にとっても貴重な 情報収集の場所となっている。公開日には、市営図書館を利用したことがない人のために、本の借り方、メンバー登録の方法、インターネットでの書籍検索方法 なども説明される予定。
■日本語書籍の一般公開
開催日時:3月22日10AM~
会場:サウスポート図書館
住所:Cnr. Garden and Lawson Sts., Southport 4215
』
図書館の日本語本はしばらく前には、州政府のライブラリーサービス(PUBLIC LIBRARY SERVICE(PLS))のものと、市営図書館管理のものとの2本立てであった。が、ここ数年は州政府のサービスだけで市の図書館のものはなかった。
今回、久しぶりに2本立てに戻ったということだろうか。
それとも、市図書館のものだけになり、州政府のものはストップしたということだろうか。
2,500冊といえば相当な数である。
ちなみに、日本語本のおいてあった図書館はこれまで3館で、ブロードビーチにはなかったはずであるが。
4館としても1館あたり600冊。
棚2ケ分にはなる。
それらがぐるりと回ってくれば、相当な楽しみをもたらしてくれるだろう。
どんな本があるのだろうか。
期待に胸を膨らましてしまう。
【追記:4月1日 エプリルフール】
22日、勇躍して図書館へ出かけていった。
2,500冊の本とはいかほどのものか、実に興味津々であった。
がしかし、館内をグルリと回ってみたが、それらしき開架はない。
係りの人に聞いてみた。
「Sorry」との答え。
まだ整理が終わっていないとのことである。
2,500冊ともなれば大変な数だ、それを間違いなく分類していくのは並みの労力ではない。
なかなかスケジュール通りにはいかないのだろう。
以前のことだが、池波正太郎の「乳房」という本があった。
その題名が「NYUBO」とあった。
一瞬、なんて読むんだろう「にゅうぼ」かな、と思った。
そして、今日はエプリルフール。
出掛けついでに近くの図書館を覗いてみようと足を伸ばしてみた。
まだ、来ていないだろうなと思いつつ、いつもの外国本コーナーへ向かった。
「オー、あった」、日本語本がずらりと並んでいた。
壮観である。
「見よ、この雄姿を」と、言いたくなるほど。
5段棚、2棹にビッシリ。
全部新本。
エプリルフールではない、写真を撮った。
下記の貸し出しカードにはちゃんと「01/04/2009 14:03」と日付と時間が印刷されている。
エプリルフールは3月22日に終わっていた。
● 涙が出てくるほどにうれしい日本語本の数々
市図書館本のみで、州政府のライブラリー・サービスのものは1冊もない。
これだけの冊数があるとそこそこやっていける。
ただし、幼児本などの特殊本を除いて、みな文庫本。
● 上段の「Japanese」と書いてあるのが日本語本の棚
以前の日本語の棚に並んでいる本の写真を上げておきます。
ちなみに、このとき私が5冊借り出しましたので、上にその冊数を加算してみてください。
いかにささやかな本の数であったかがわかるでしょう。
その下の段が「Korean」、韓国の書籍に遠く及ばなかったのです。
涙が出てくるほどの感動、決してオーバーでないことがおわかりでしょう。
早速借りてきたのが、宮城谷昌光の「戦国・春秋名君列伝」の2冊。
● チップ化された図書
上の右の白いシールの裏にチップがある。
図書館には自動貸出機が備え付けてある。
● 自動貸出機
デイスプレイの下の右横に縦細の四角いでっぱりが見えますが、それがセンサーボックスで、それに図書カードを上から下へ通すと、IDを読み込んでくれます。
● 図書カード
つぎに借りてきた本をガラステーブル(写真では灰色に写っています)の上におくと、自動的にチップを読み込み、デイスプレイに図書名が表示される。
1回でだいたい4,5冊読んでくれる。
多いとときどき読み漏らすことがあるので注意を要する。
最後に借りた本のリストがプリントアウトされます。
● 貸し出し表
ちょっとあいまいだが、1回の貸し出し数は10冊までで、2週間ではなかったかと思う。
これだけの本があれば、楽しみのネタを欠くことはしばらくなくなったと言っていい。
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