2009年3月4日水曜日

市営図書館:新本2,500冊


● 市営図書館:新本2,500冊 


 先にとりあげた日豪プレス3月号に楽しみなニュースが載っていました。

 日本語書籍2,500冊が新たに追加
 ゴールドコースト市営図書館

  ゴールドコースト・シティ・カウンシルは3月22日、ゴールドコースト市営図書館に新しく追加される2,500冊の日本語書籍をサウスポート図書館で一般公開する。
  今回追加される書籍には、フィクション・ノンフィクション小説や、料理本、健康やクラフト、趣味の本、子ども向け絵本などが含まれ、公開後はサウスポー ト、ランナウェイ・ベイ、エラノラ、ブロードビーチの4カ所の市営図書館に配本される。もし利用者に好評を得る場合は、今後継続的に日本語書籍数を増やし ていく方針だ。
  同市営図書館は、およそ30カ国語の雑誌の閲覧や、800種の国際新聞のオンライン講読ができることで知られ、英語を母国語としない市民にとっても貴重な 情報収集の場所となっている。公開日には、市営図書館を利用したことがない人のために、本の借り方、メンバー登録の方法、インターネットでの書籍検索方法 なども説明される予定。

■日本語書籍の一般公開
開催日時:3月22日10AM~
会場:サウスポート図書館
住所:Cnr. Garden and Lawson Sts., Southport 4215

 図書館の日本語本はしばらく前には、州政府のライブラリーサービス(PUBLIC LIBRARY SERVICE(PLS))のものと、市営図書館管理のものとの2本立てであった。
 が、ここ数年は州政府のサービスだけで市の図書館のものはなかった。
 今回、久しぶりに2本立てに戻ったということだろうか。
 それとも、市図書館のものだけになり、州政府のものはストップしたということだろうか。

 2,500冊といえば相当な数である。
 ちなみに、日本語本のおいてあった図書館はこれまで3館で、ブロードビーチにはなかったはずであるが。
 4館としても1館あたり600冊。
 棚2ケ分にはなる。
 それらがぐるりと回ってくれば、相当な楽しみをもたらしてくれるだろう。

 どんな本があるのだろうか。
 期待に胸を膨らましてしまう。




【追記:4月1日 エプリルフール】

 22日、勇躍して図書館へ出かけていった。
 2,500冊の本とはいかほどのものか、実に興味津々であった。
 がしかし、館内をグルリと回ってみたが、それらしき開架はない。
 係りの人に聞いてみた。
 「Sorry」との答え。
 まだ整理が終わっていないとのことである。
 2,500冊ともなれば大変な数だ、それを間違いなく分類していくのは並みの労力ではない。
 なかなかスケジュール通りにはいかないのだろう。
 以前のことだが、池波正太郎の「乳房」という本があった。
 その題名が「NYUBO」とあった。
 一瞬、なんて読むんだろう「にゅうぼ」かな、と思った。

 そして、今日はエプリルフール。
 出掛けついでに近くの図書館を覗いてみようと足を伸ばしてみた。
 まだ、来ていないだろうなと思いつつ、いつもの外国本コーナーへ向かった。 
 「オー、あった」、日本語本がずらりと並んでいた。
 壮観である。
 「見よ、この雄姿を」と、言いたくなるほど。
 5段棚、2棹にビッシリ。
 全部新本。
 エプリルフールではない、写真を撮った。
 下記の貸し出しカードにはちゃんと「01/04/2009 14:03」と日付と時間が印刷されている。
 エプリルフールは3月22日に終わっていた。


● 涙が出てくるほどにうれしい日本語本の数々
 
 市図書館本のみで、州政府のライブラリー・サービスのものは1冊もない。
 これだけの冊数があるとそこそこやっていける。
 ただし、幼児本などの特殊本を除いて、みな文庫本。


● 上段の「Japanese」と書いてあるのが日本語本の棚

 以前の日本語の棚に並んでいる本の写真を上げておきます。
 ちなみに、このとき私が5冊借り出しましたので、上にその冊数を加算してみてください。
 いかにささやかな本の数であったかがわかるでしょう。
 その下の段が「Korean」、韓国の書籍に遠く及ばなかったのです。
 涙が出てくるほどの感動、決してオーバーでないことがおわかりでしょう。


 早速借りてきたのが、宮城谷昌光の「戦国・春秋名君列伝」の2冊。






● チップ化された図書

 上の右の白いシールの裏にチップがある。
 図書館には自動貸出機が備え付けてある。


● 自動貸出機

 デイスプレイの下の右横に縦細の四角いでっぱりが見えますが、それがセンサーボックスで、それに図書カードを上から下へ通すと、IDを読み込んでくれます
 

● 図書カード

 つぎに借りてきた本をガラステーブル(写真では灰色に写っています)の上におくと、自動的にチップを読み込み、デイスプレイに図書名が表示される。
 1回でだいたい4,5冊読んでくれる。
 多いとときどき読み漏らすことがあるので注意を要する。
 最後に借りた本のリストがプリントアウトされます。

● 貸し出し表

 ちょっとあいまいだが、1回の貸し出し数は10冊までで、2週間ではなかったかと思う。


 これだけの本があれば、楽しみのネタを欠くことはしばらくなくなったと言っていい。




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